守屋市長より清閑亭問題への見解が出ました
小田原市の文化財である清閑亭と公共の利益を守るために活動しています
のべ3万人もの利用者に活用されていた市の文化財を、運営会社のJSフードシステム社が飲食店として月20万円で独占利用、2024年3月には飲食店許可なく違法営業を行ったことで行政処分を受けるという前代未聞の不祥事も発覚しています。
(2024年3月30日タウンニュース小田原・箱根・湯河原版)
かつての清閑亭の裏庭(2023年)
工事が開始された厨房(2024年1月)
工事完了後の厨房(2024年2月)
「清閑亭」は小田原市所有の文化財で、2022年まで無料開放されており、多くの市民や観光客に愛されていました。最近になり守屋前市長の肝入りと呼ばれる文化財利活用により、全9者の提案の中からJSフードシステム社の「小田原別邸料理 清閑亭」が採択され、2024年に飲食店として再オープンすることとなりました。
国指定史跡への増設工事禁止という公募要件が改変され、史跡の上に文化財に隣接して火気の利用を伴う厨房が建てられました。
飲食店の運営開始により、近隣の住環境が悪化し、騒音や悪臭のクレームが発生。近隣住民は営業に反対しています。
のべ21社からもの公募提案があったにも関わらず、「清閑亭」、「豊島邸」という文化財で1社が独占的に利用しています。
飲食店営業許可もない状態での、プレオープン営業による飲食提供がなされており、神奈川県より食品衛生法違反で厳重注意を受けています。
小田原市と、事業者の賃貸借契約が正式に締結されないまま工事が開始。また建築主である小田原市と工事会社、設計監理会社との契約が未締結であったことも発覚。
以前の清閑亭は年間のべ2-3万人に利用されていました。「営利目的の高級料亭」となることで、利用者の大幅減が見込まれます。